日曜日の夜、ダラダラとテレビを見ておりました。勢いでそのまま見ていると、自立学習を目指す私立小学校が取材されており、3つのプログラムが紹介されていました。
1.辞書をひく
授業中、自宅と、いつでも辞書を引きます。調べた言葉の説明や意味から、次のキーワードについてさらに辞書を引きます。引いた言葉を付箋をつけ、学習の履歴を可視化することで、達成感を味わうことに結びついているそうです。
キーワードつながりのあたりは、WikipediaやGoogleなどで情報を調べるわれわれと同じ行動です。
2.ウォーミングアップに単純反復学習を
「モジュールタイム」と呼んでいましたが、始業にあたって、単純な学習を短時間に集中して行なうことで、脳の活性化を導き、そのあとの学習効果を高めているそうです。
3.授業の開始と終わりのチャイムを鳴らさない
これが一番共感したポイントでした。社会人になっていくにあたって、時間を管理することがもっとも基本的であり、重要なスキルである、という思想に基づき、チャイムではなく自分たちで時計を見て、次の行動をする習慣をつけているそうです。
学生でも社会人でも、みんな一斉に同じ作業をすることはほとんどありません。仕事であれば、仕事内容も違えば期限も違います。チャイムを鳴らさないことが、そのトレーニングというか、その人の基礎技術になっていくわけですから、それを自宅ではなく学校でやってくれるというのはありがたいことだと思ったのでした。