同じMac同士なら、移行ツールやファイル群の単純コピーで実行するのも簡単なのですが、Windowsからとなると、いろいろと調整する必要があります。
Windowsメールの過去ログ(受信メール、送信済みメール、草稿箱)のお引っ越しは、eml形式のファイルエクスポートをしたあと、Macにコピーをして、それらをmbox形式にスクリプトで変換を行ない、Mailでインポートすることで実現できました。これは下記のページを参考にしました。
Windows VistaのメールデータをMacに移動
http://allabout.co.jp/gm/gc/2980/
今度はアドレス帳です。アドレス帳の引っ越しも、データ形式を双方で認識できるものを使うとよい訳ですが、Windowsメールのメニューになるエクスポートファイル形式には、vCardとCSVファイルがありました。CSVファイルの場合、書き出す項目(氏名、メールアドレス、住所など)を選択することができ、1つのファイルにすべての方の情報を入れることができるのですが、文字コードの変換が必要になるようです。何もしないでそのままMacのアドレスブックにインポートしようとするとエラーになりました。
そこで、もう一つの形式vCardで保存もしておいたのですが、こちらは少し曲者で、1人1ファイルとなります。(カード、なのだから、それはそれで自然な訳ですが。)
Macのアドレスプックを立ち上げ、「ファイル」−「読み込み…」のダイアログで対象vCardファイルを選択しようとすると、複数を選ぶことができず、1つずつインポートする羽目になりそうです。
もしや、と思って、ドラッグ&ドロップを試してみました。お引っ越しに外付けハードディスクを使っていたのですが、vCardファイルを保存してあるフォルダを表示し、インポートしたいすべてのカードを選んで、アドレスブックのウィンドウにドラッグ&ドロップで、いつもの緑色プラスアイコンが表示され、一気にインポートすることができました。