WordPressとそのプラグインのパワーを感じずにはいられない組み合わせだと思います。
昨年のiPadベストアプリとしてApple社が評した「FlipBoard」は、ユーザ周辺のソーシャルフィードを雑誌風のインターフェースにしてブラウジングできるというもので、iPadという新しいデバイスに触発されて生まれました。それまで、ほぼ縦スクロールかユーザアクションによるFlashでの自在なナビゲーションしかなかった私たちに新しいブラウジングを提供してくれました。
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WordPressプラグインとして登場した「Onswipe」は、既存/新規ウェブサイトをタッチデバイスでの操作性、視読性を最適化するプラットフォームで、現在はベータ公開待ちになっています。先行してWordPressにはプラグインとして登場したようです。
WordPressへの導入は、他のプラグインと同様にダッシュボード経由または必要なファイルをサーバにアップし、アクティベートするだけです。
ただし、デフォルト設定だと、日本語のタイトルがうまく出ず、アルファベットのみが表示されます。原因は、デフォルトで設定されている使用フォントが、プラグインに同梱されたフォント(WebFontsとよばれるネット上で共通に使うためのフォント)に日本語が含まれていないからのようです。サニタイズの作用などで出ないのかなと思い、ソースを追いかけていたのですが、CSSを見てWebFontsを使っていることがわかり、Onswipeプラグイン設定ページにあるフォントで、日本語を含むものに切り替えると、ちゃんと表示されるようになりました。
プラグインの設定はこのような画面になっています。
導入すると、iPadのSafariではこのサイトも次のように見えるようになります。1ページ5エントリが表示され、次ページに進むのに右から左へスワイプします。
リスト上の記事をタップすると、エントリのページが下からスルスルっと出てきます。Gravatarの画像表示やコメントの表示・投稿、ShareボタンとしてTwitterやFacebookへの投稿リンクなどが掲載されています。
タイトルやページ下に出る前後エントリへのナビゲーションでは、全角文字と半角文字が混在するとバイト数で表示文字数をコントロールしているため、語尾が文字化けするケースがあります。国際化とあわせてマルチバイトの処理(mb_substrなど)に切り替えてもらいたいところです。(このサイトでは、mb_substrに書き換えてみました)
既存サイトのスマートフォン対応の需要が高まる中、さらにタブレットデバイスを見据えて、こうしたプラットフォーム、フレームワークが登場してくるのではと思います。新しい思想のデバイスによって生まれる新市場の可能性はまだまだありそうです。
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Newly blogged: : Onswipe:WordPressブログをFlipBoard風にiPad最適化するプラグイン http://bit.ly/i34FMt