FileMaker カンファレンス2011でいろいろヒントをいただきました

ちょうど昨年の今頃に、WindowsからMacへ環境を移行させて、その後データベースアプリケーション開発にFileMakerを使うようになったのですが、日本のユーザやデベロッパーが集まるイベントが東京・文京区で行なわれました。無料のセミナーもあり、気になるセッションに参加することができました。

有意義なセミナーの備忘録をかねて、ポイントをリストアップしてみました。

T-4: 効率的なFileMakerソリューション開発の実践テクニック

プレゼンター:株式会社スプラッシュ 竹内さん

テーマは「DRY」– Don’t Repeat Yourself — で、スクリプトをモジュール化するポイントやコツをご紹介いただきました。

デモなど

    • 印刷プロセスの切り出し(最後のページ/最初のページを入れて総ページ数を出すTipも)
    • 選択肢が大量の場合、プルダウンの代わりにポップアップを使うときにスクリプト引数、結果を利用
    • 「or検索」を使って全フィールドを対象にしたインクリメンタルサーチ
    • Virtual Listを使ったラベル印刷(空白行を変数にいれて印刷開始位置をずらす、など)
    • 汎用データエクスポートスクリプト
    • ウェブビューアを使った「実行中(Spinning Wheel)」など

複数のスクリプト引数を受け渡すことで、より柔軟なモジュール化スクリプトが作成できる。

T-10: 開発を効率化するためのツールとTips

プレゼンター:株式会社バルーンヘルプ 佐合さん

 いかに効率よく作業をするかを日頃から突き詰めて得た、たくさんのノウハウを披露されていた。

FileMakerの機能を使った工夫

  • リレーションシップで膨大な量になったオカレンスを見つける方法 — ダミーのオカレンスを作り、「同じテーブルを選択」コマンドの後、ダミーオカレンス(テーブル)を動かすと、どこに同じテーブルのオカレンスがあるかわかる。カラーリングしておくのもよい。
  • ショートカットをうまく使う — マウスに手を移動させずに作業、逆に右手マウスのまま作業を行える。Optionキーを使ったショートカットで結構楽になる動作がある。(スクリプトステップの「フィールド設定」で値設定ダイアログをダイレクトに開くなど。)

Macの機能を使う

  • よく使う関数を辞書登録しておく。(zzfで変換すると関数一覧がズラリと出る、など)
  • 環境設定 – キーボード設定にあるアプリケーション固有のコマンドをショートカット登録できる(値一覧表示など)

サードパーティソフトウェア利用

  • コピー貼付け支援のアプリで、定型スクリプトステップを登録しておく(たとえばスクリプト定義用コメント行など)

ハードウェア利用

  • ショートカットを登録できるマウスを利用する
  • トラックパッドを左側に置くと、左手小指でスクロール操作などが楽にできる

このお二人はプレゼンテーションも素晴らしく、それも参考になりました。