ソニーエリクソン社のXPERIA NXで、Runkeeperというエクササイズのログを残すアプリを使っています。
ランニングだけでなく、ウォーキング、バイクなどのモードもあり、所要時間とあわせて移動距離とその軌跡をGPSを使って記録してくれます。
このGPSによるロギングに、なんとなくインターネット接続が必須だと思い込んでいました。もちろん地図を表示するにはそのデータをインターネット経由で描画するのでオフラインだと見られないのですが、よくよく考えるとGPSで記録するのはロケーション情報(ジオコード)なので、インターネット接続は不要なのでは、ということに気付きました。カーナビはインターネット接続せず、地図情報はメディアやローカルディスクにあるものを使っているものがほとんどですから。
なぜこんな面倒なことを考えていたかと言いますと、普段モバイルルーターを持ち歩き、そのネットワーク通信経由でXPERIAやラップトップ、タブレットを使っているのですが、さすがにランニングのときのモバイルルーターがかさばってしまうのが気になっていたのでした。
さっそく次にランニングに行ったときに試してみました。いま流行りの皇居ランです。
モバイルルータをロッカーに置き、スタート時にXPERIAでRunkeeperを立ち上げます。この時点では通話用の3Gはつながっていますが、データ通信は元々オフになっていて、WiFiもスポットから外れてオフラインになっています。フライトモードにして再現したRunkeeperでも、ちゃんとGPSが記録できる状態になっているのが分かります。
実際に走ってみて、あとでモバイルルータに接続した後に確認すると、所要時間とともに軌跡が地図上にプロットされていました。
私のようにモバイルルータありきで使っているためにオフラインになってしまう、という方はそれほどいらっしゃらないかもしれませんが、通信をオフにすることで不要なメールや電話を遮断したり、バッテリー消費を抑えるといった効果は見込めます。